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日本株、本格的な下げは明日から始まりそう…

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期待していた8月に大きな下げはなく、9月相場となりましたが、日本株は依然として強い展開、23,000円を死守した相場展開が続いています。しかし、米国株はこれから下落トレンドに突入しそうな足型になっており、日本株も米国が下がれば、それ以上に下がってくるものと思います。

米国のIT系、ナスダック市場も長い上髭をつけています。相場の転換点と読めそうです。ソフトバンクグループの株は大暴落中です。孫さん、さすがに今回はハマった感じがします。米国株で、コールオプションの売り、所謂、カバードコールの注文を大量に入れているようです。

米国IT銘柄が急落したことを受けて、ソフトバンクの損失拡大を連想し、株価が下がっています。コールオプションの売りは、利益限定の損失無制限の素人は絶対手を出してはいけないオプション取引です。同じオプション取引するなら、コールオプションの売りではなく、買いでしょう。

コールオプションの売りは、仕組み上、最初にプレミアムを受け取って、ターゲットまでのレートで終われば、プレミアムだけ受け取って契約終了となりますが、ターゲットレートを下回った場合は、損失無制限になります。おそらくこの仕組みにレバレッジが効いているのでしょう。

一方、コールオプションの買いなら、最初に一定のプレミアムを支払う代わりに、損失はプレミアム代に限定され、設定レートを上回れば、そこからは利益無限大になります。ただ、人間心理として、最初にプレミアムを支払うというのは嫌なので、コールオプションの売りとか、プットオプションの売りとか、最初にプレミアムをもらっての取引の方をやりたがる傾向にあります。

投資に限らず、生活の中でも、このコールオプションの買いの最たるものが、保険です。我々は、一定の保険料(プレミアム)を払って、その代わり、もしもの時に補償してもらう仕組みです。損失は最大でも保険料となります。保険は実はコールオプションの買いの仕組みで成り立っています。

 余談になりましたが、コールオプションの売りは怖いです。それが、今回のソフトバンクグループの株価暴落の背景としてあります。日本株は概ね順調のようですが、ここから下げの始まりの様な気がしてなりません。気を付けて、今週相場を見ていきたいと思います。

さて、本日の日経平均は184円高となりました。米国市場が祝日で休場となるなかで欧州の主要な株価指数が2%前後の大幅高となったことで買いが優勢となりました。しかし、これももう終点に近いかもしれません。米国市場ではハイテク株への売りが止まるかが注目されます。