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【辛口コメント・辛口レビュー】CONNECT・コネクト証券の「ひな株USA」で米国株取引してみた…

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本日(2021年12月8日)から、CONNECTコネクト証券で待望の米国株取引「ひな株USA」のサービスがスタートした。

わたくし Kensinhan は、キャッシュポジションが殆どなかった為に、この日の為に、昨日、保有の日本株を2銘柄売却し、資金を捻出の上、満を持して、サービス開始初日の今日、「ひな株USA」にて米国株を買わしていただいた。

今日、買った銘柄は、つい先日大暴落した、一夜にして40%の大暴落を記録したドキュサイン(DOCU)を10株買った。米国株にはS安やS高の概念はなく、こうしたアクシデントに遭遇することも覚悟の上、取引をせねばならない。

さて、ここから「ひな株USA」についてレビューしたい。一見、辛口コメントに思えるかもしれないが、メイン口座として利用している一ユーザーの端くれとして、私の意見に真摯に耳を傾け、今後のCONNECTの顧客獲得戦略の軌道修正を早い段階でお願いしたい。

まず、細かいことを言うようだが、本当の意味でのリアルタイム約定(即時約定)はしない。注文後、一旦「受付中」と表示される。その後、ある一定の時間を空けて約定する。CONNECTの説明と実際が異なる点には多少の違和感を感じるが、夜まで提示レートが変動しないので、そうしたことを考慮すれば、実用レベルでは、まったく問題になることはなく、これをリアルタイム約定即時約定と定義付けても十分許容の範囲であろう。

今日は、サービス開始初日にドキュサイン(DOCU)を買ったが、表示価格は前日米国市場の終値とイコールの138.6$であった。コスト試算すると、日本円で為替が113円として、通常の0.7%のスプレッドで1,096円の実質取引手数料がかかり、通常の為替手数料(30銭)で計算して、片道416円の為替手数料がかかる。つまり、購入時に1,512円のコストがかかる計算になる。

しかし、それだけではない。取引は売って終わるので、トータルでは概算でこの2倍相当額の3,024円かかる計算になる。勿論、売値によってスプレッド0.7%の金額が変動する為、単純に2倍にはならないことは理解している。

つまり、全体の投資額はドル円が113円と仮定して、ドキュサイン(docu)の提示価格が138.6$であり、10株購入なら138,600円の投資に対して、総コストが3,024円もかかることになる。率にして、2.2%の実質手数料コストがかかることになる。

この2.2%の実質手数料コストは、大手店舗型証券会社で売買した時のコストに匹敵するのではなかろうか。とても、業界最安値水準を標榜するスマホで完結する店舗を持たない自らをスマホ証券と謳うCONNECTコネクト証券の価格体系とは到底思えぬ高水準だ。

まして、約款をよく読むと、手数料は、最大ではこの約2倍の手数料が発生する場合があると記載があるので、最悪の場合は、売買の往復で4%の取引コストが発生することになる。これは恐ろしとしか言いようがない。

繰り返しになるが、業界最安値水準を謳うスマホで完結するコネクトとして、戦略・ポリシーを大きく外していないだろうか。今のCONNECTコネクト証券に米国株投資にユーザーメリットがあるかと詰問されれば、正直あるとは言い難い。勿論、メリットもあるが、費用面では他のネット証券と比べてデメリットだけが目立つといっても過言ではなかろう。

諄いようだが、低コストを謳い店舗を持たないスマホだけで完結するスマホ証券を訴求し標榜するなら、せめて、米国株取引の総コストは現状の半分の1%以下(往復で)にしなければ、新規の有望顧客獲得は難しいであろう。情報が氾濫している昨今、「ひな株USA」をメインで使うユーザーがどれだけいるか…、少ないと思う。今日は、実際にかかった費用等は下図の通り。156,936円の投資に対し1,936円(評価損益と記載欄)の総コスト!

株で稼ぐ Kensinhan の投資ブログ CONNECT・コネクト証券 「ひな株USA」

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片道(買い)の費用は画像から分かる通り、片道(買い)1.21%1,936円の費用になっている。ただ、私の計算と余分に424円もコストかかっており、手数料スプレッドか或いは、為替スプレッドが通常以上のスプレッドで計算されているのだと思うが、取引コストに透明性がないのは残念である。これは私の単純な計算間違いかもしれないが、何度計算しても、合致しない…。↓↓↓↓↓↓

この件について、株式会社CONNECT【公式】から以下の通り回答がありました。
「ブログで計算が合わないとおっしゃっていた件ですが、保有銘柄詳細画面の評価為替は、その日の売約定為替で計算されています。」とのことです。約定時点での為替レートの認識違いでした。

閑話休題。そもそも論でいえば、1株(単元)から買える米国株なのに、単元未満株の「ひな株」として、実質の取引手数料にあたる売買スプレッドを設けていることに違和感を感じる。また、「売り切れ」があるということは、親会社の大和証券の在庫株から店頭売買(相対取引)している様に思うので、手数料は無料でもいいくらいだと思う。それなのに、手数料が通常0.7%、最大1.5%のスプレッドというのは、少々高すぎないか。設定に問題がないか。事前に市場調査をしたのか。日本株で無理した結果、米国株で回収しようとしていないか等々、色々詮索してしまう。実際、ネット証券比較では高過ぎる。

一般的に、ネット証券の米国株は約定代金の0.45%(税込:0.495%)が主流だ。また、多くのネット証券で最大20米ドル(税込:22米ドル)と上限設定があるが、「ひな株USA」にはそれがない。日本株には上限設定があるが、米国株に上限設定がないことも非常に残念に思う。

また、円貨決済の為、両替する手間がかからないや、直ぐに米国株を買えるメリットは確かにあるが、為替交換手数料が取引の度に発生する。しかも片道通常30銭、最大50銭のスプレッドは高すぎる。為替手数料は売却時のみ25銭発生し、買付時は為替手数料は発生しないというネット証券が散見される中では、この設定も非常に残念に思う。

さらに、いざ取引すると、迷わないという利点がある一方で、取扱い銘柄が50というのはやはり少な過ぎる。取扱い銘柄数が4,000以上の同業ネット証券がある中では大きく見劣りする。そこまでの数は不要でも最低でも500銘柄くらいから選びたい。

もっと言えば、成行注文くらいは、前日にも受け付けてもらいたい。「売り切れ」になる場合もあると記載があるので、尚更、そうしてほしい。そうなれば、早い意思決定ができる。日本時間の9時から17時の取引時間はいいが、9時ちょうどに注文を入れられない時もあるだろう。全日の予約注文機能くらいは最低でも欲しい。ひな株(日本)にはその機能がある。

長々と思いつくまま書いたが、結論としては、手数料に係る価格体系をスマホ証券に見合う適正なものに、業界最安値水準を謳うCONNECTコネクト証券に相応しい値付けに早急に見直してほしい。

ただ、冷静に考えると、会社としての立場もあろう。いきなりの方向転換、経営を左右する肝となる手数料の見直しは、そう簡単にはできなと思う。経営層が首を縦に振らないであろう。なら、オープンキャンペーンでもなんでもいい。体裁を整えて、ここから頑張ってほしい。

もちろん、今日初日の出来高金額がCONNECTコネクト証券として予算を達成できているなら、各種手数料の改定の必要はないと思うが、消費者はスーパーの値付け、どこが一番安いか、どこが一番商品がいいかを、よく知っている。冷静に見ているのだ。

せめて、総コスト(往復)で1%以下にしてもらい。でなければ、低コストを謳うスマホ証券としては、厳しいことを言うようだが、看板に偽りありとなるであろう。

具体的には、取引手数料としてのスプレッドはmax0.3%にして、為替手数料は、30銭でもいいが、ドル建て取引との選択が出来ないなら、せめて片道にすべきであろう。そういうネット証券が実際には散見される。グループ会社に米ドルに強い大和ネクスト銀行があり、客観的に見ても十分対応できるであろう。本当にマーケットリサーチをしたのかと首をかしげたくなる…。

そう、米国株はそもそも1株単位で買えるのだ。100株単元の日本株の感覚で、米国株を1株だから、ひな株として、高い手数料をかける戦略は誰が思いついたのか、情報弱者でなければ、乗ってこないであろう。

勿論、手数料そのものを否定しているのではなく、値ごろ感のある手数料体系をCONNECTファンの一人として、切に要望したい。

手数料体系では、日本株取引で無理をしているので、その回収を米国株でしようとする戦略が見え隠れしているように思えてならない。本気でネット証券の今後の在り方を変えているなら、業界をリードし有望な顧客を拡大したいなら、「ひな株USA」にも毎月10枚などの手数料無料クーポンを送ってはどうだろうか。ぜひ検討してみてください。

一方、日中は1日1本値なので、日本時間当日に米国先物市場を見て、インデックスが上げていたら、米株インデックス投資は、高い手数料を払っても旨みがある様に思うが、そんなに美味しい話はないと思うし、直ぐに売り切れして、完売の札が出そうな気がする。まあ、ゆっくり状況を見極めていきたい。

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