日経平均は前日から+529円も上げて、21,271円と絶好調です。反発局面が続いているというより、株式市場は日米共にコロナ・バブルになっている感があります。政府が国債を発行し、日銀が全量買い入れ、日経225種のETF買い入れも倍増していますので、実体経済が悪くても株価が下がりにくい官製相場になっているように思います。
コロナ・ショックで株式相場が大暴落した3月、今、5月下旬はコロナ・バブルで急上昇中です。「半値戻しは全戻し」といった投資格言通りの動きになっています。
ただ、今日は、さらに上がると思っていたIT銘柄のユーザーローカルが反落し、テルモとバンダイHDが上昇、ソースネクストは相変わらずの下落相場となりました。保有の日本株4銘柄では2勝2敗ですが、ここからが難しいのでしょうか。ユーザーローカルのウエートが高く、今後の課題です。
あと、注目銘柄の東京海上と富士フィルムも全体が上がる中で底打ち感がでてきています。まだ買えていません。一方、ANAやLAL、JR東海といった輸送株も、緊急事態宣言解除の影響もあり、V字回復中です。どこまで戻すかです…。
米バイオ企業ノババックスが新型コロナウイルスのワクチン候補でヒト治験を始めたと発表しているので、NYダウも上昇、明日以降の日経も悪材料は少ないかと思います。日本株では、アンジェス(4563)が、国産ワクチンを7月から治験をはじめ、年内実用化もという報道に大幅高となっています。
ワクチンさえできれば、コロナも恐れることはないでしょう。こうなると本当に2番底はこないかもしれません。そうなるように祈るばかりです。