この閑散とする夏枯れ相場で、しかも大企業の多くが赤字決算を迎える中で、株価はまったく企業業績を反映しない独歩高になっており、昨日の日経平均は23,000円を回復するなど異様な株式相場になっています。これは、6月10日以来およそ2カ月ぶりの回復です。
昨日は、これで3日続伸となりました。異常です。日経平均は279円高の23,123円と節目の23,000円を上回って寄り付き、結果405円高の23,249円で取引を終えています。東証M銘柄も堅調で、東証マザーズ指数も3日ぶりに反発しています。
日本市場は新型コロナウイルスワクチンの実用化への期待から上げているとすれば、早晩下げそうです。ロシアのワクチンでは、打ったあとに発熱するなど、安全性や効果が疑問視されています。人体実験をしているロシアは怖いです。
ANAホールディングス(HD)が、5千億円規模の資本調達に向け、日本政策投資銀行やメガバンク3社と協議を始めたことが分かったというニュースがありますが、最悪は、国有化になるのではないでしょうか。不良債権化すれば金融機関も大変なことになります。JALとANAの合併もこの先、弱い者同士であるかもしれませんね。
スポーツ用品大手のアシックスも12月期の連結純損益が、220億円の赤字に転落する見通しと発表しています。株価が下がらないことは、投資家心理としては安心材料であり、いいことですが、株価は期待感で上がり、懸念で下がります。そうしたことでは、今のコロナ禍での日本株の高騰劇は異様としか言いようがありません。
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依然、特定口座分で30万円超の含み損です。投資用資産に対し、約4%の下落ですので、ここからの展開でなんとでもなります。お盆明けから参戦したいと思います。